あたたかくなってきましたね。ということで土曜日、衣替えをしました。
もう着ない服はもちろん、着るかもしれないけどくたびれた感じのする服や「いつか着るかも?」と思い何となく持ち続けた服を処分することに。
スッキリした夜、主人の持っていたこの本を読みました。
『もう、服は買わない』。
著者は元・雑誌の広告営業ウーマンで現在は作家・ブロガー・講演家あるコートニー・カーヴァーさん。
2006年に多発性硬化症と診断されたことをきっかけに、生活からストレスの源となるものを大幅に取り除いてきたそうです。例えば、家の中のガラクタや借金、持ち家を売るなど。
さらに「いつも微笑んでいられる仕事をしたい」と安定した職を捨て、「Project333」というブログを書き始めたそう。この本はその「プロジェクト333」について書かれています。
「プロジェクト333」とは?
本書で紹介する「プロジェクト333」は、あなたのクローゼットや日常生活にスペースをつくり、愛情あふれる毎日を送りましょう、という提案です。「より少ない」生活へと舵を切り、自分とものやショッピングとの関係、とくに、毎日身に着ける衣類を徹底的に見なおすチャレンジです。
『もう、服は買わない』より
(中略)
具体的に言うと、プロジェクト333では、3ケ月間、33のアイテムだけで過ごします。このなかには、小物、アクセサリー、靴も含みます。
「より少ない」生活へと舵を切り、という部分に惹かれた私。
読み進めてみると、「より少ない」服で5つの変化が得られると書いてありました。
- 浪費が減る(ショッピングをやめるから)
- 時間ができる(ショッピングはもちろん、毎朝の服選びや買いたいものについて考える時間がなくなるから)
- スペースができる(部屋のスペースに加え、頭の中にもスペースができてすっきりするとのこと!)
- クリアになる(意思決定の数が減る→自分の本当に大切なことについてじっくり考えられ、頭がクリアな状態で1日を過ごせるから)
- 解放される(クローゼットを開く度に感じていた罪の意識や負い目がなくなり、うしろめたさや過剰なものの重みから解放される)
これが手に入るだけでも、やってみる価値はあるんじゃない?
服との関わり方は人生との関わり方につながるかも
読書後、早速実行したくなり、再度クローゼットを見直した私。「まだ着れるかな」という服も処分しました。
本当は「質の良い生地の服がいい」「シルエットのキレイな服がいい」と思っていたけれど、「流行りの服も持っておきたい」「子どももいるし、どうせ汚れるし」「できるだけ安く済ませたい」という思いから「これでいっか」と妥協してきたことに気付きました。
でも、結局満たされないんですよね。
なんかイヤ。でも、着れないほどじゃない。けど、ときめかない…
それをね、変えようと思ったんです。
33個しか持てない、と思うと、買い物するにもひとつひとつを厳選する。そうすると、ひとつのモノにかけられるお金が増える=好きなものを買える!!!
これに気付いたとき、とてもテンションが上がりました!
「わー、じゃあ高くて買えないって思っていた服も買えるかも!見てもいいんだ!」って。
…今気づいたんですが、私、気に入った服を見ることすら許してなかったんですね。
昨日前から狙っていたジーンズを買いに行きました。それも本当は「もっと安いものもあるしなぁ」と悩んでいたのですが、気に入ったので買いました!
ウィンドウショッピングをしながら「本当に好きなもの、欲しいと思うものをお金を気にせず選んでOK!」と自分に許可を出したら、今までとは全然違うものに目がいってビックリ。
私なかなか試着しない人だったんですが、昨日は何着も試着しちゃいました。
結局ジーンズしか買わなかったけど、実際に試着してみることで、生地の良さやシルエットの美しさが分かるし、自分に似合うもの、見合わないものも分かりますよね。
何より、自分自身が本当にうれしかったし、ウキウキしました!
長いスパンでクローゼットの中身を変えていこう!
いきなりクローゼットの中身を全部入れ替えることはできませんが、これからは少しずつ自分のお気に入りを増やしていこうと思います。
1~2年後には、本当に好きなものだけがクローゼットに入っているように。
その時の気持ちを想像するだけで、ワクワクしちゃいます♪
自分の周りにあるものを見直し、厳選したものだけに囲まれて生きる。これってすごく豊かな生活だなと思うし、そうしていきたいと思います。
「プロジェクト333」のやり方は本書に細かく書かれているので、興味のある方はぜひお読みください!