この前facebookで出てきたこのマンガ。
何となく読み進めたら…泣けてきた。
助けてほしいけど、助けて欲しくない。
分かってほしいけど、分かってほしくない。
うれしいけど、うれしくない。
できるけど、できない。
できないけど、やらなきゃならない。
楽しいけど、大変。
大変だけど、幸せ。
幸せだけど、しんどい。
好きだけど、イヤ。
イヤだけど、大切。
私たちには、ひと言では片づけられない複雑な気持ちが、たくさんある。
グレーでもいっか。
何事も白黒はっきりつけたがる性格だった私が、いつの間にかつけられなくなったのは、自分の気持ちすら分からなくなったから。
ときには真反対だったり、グラデーションになったりする気持ちを、どうすることもできずに、モヤモヤと抱えながら生きる。
そんな自分を知ったとき、誰のことも何のことも、判断も断罪もできなくなった。
グレーって良くないと思ってたけど、実は、避難場所というか、逃げ場というか、安心して休ませてくれる場所なのかもしれない。
気持ちは、そんなに簡単じゃないよね。
そんなに割り切れないよね。
何か正解で、何が不正解かなんて、分からない。
誰にとって?何にとって?
そもそも、白黒はっきりつけないといけないのかな?
グレーの期間があってもいいんじゃないかな。
気持ちが、想いが、考えが、グルグルぐるぐる。。。
「ちゃんとしなきゃ」
「大人として」
「社会人として」
「妻として」
「母として」
「娘として」
…そんな誰かが決めた”あるべき像”にこだわって、完璧を目指していたときもあったけれど、私には無理だった。できなかった。
違和感が大きくなって、どんどんしんどくなって、”誰か”みたいに上手にできない自分を責めて。
申し訳なくて、笑えなくなって、自分に自信が無くなっていったんだ。
「ちゃんとしなきゃ」を、口癖にして。
「ま、いっか」
そんな言葉を自分にかけてあげれるようになって、少し生きやすくなった。といっても、まだここ数年の話だけど。
世の中、だいたいのことはどうにかなるもんだ。
だから、「そんなにがんばらなくてもいいよ。」
「そんなに無理しなくてもいいよ。」
「完璧なんて求めなくてもいいよ。」
「っていうか、そもそも誰も望んでないよ」
「それより、ねぇ、笑ってよ」
そんな言葉を、昔の自分にふとかけてあげたくなった。
大丈夫、大丈夫。気楽にいこうぜ。