子どもの頃、お母さんってすごいなーと思っていた。
朝早くから夜遅くまで起きていて、家族のために色々なことをやってくれていたから。
私はお母さんが大好きだったから、お母さんが笑ってくれているだけで嬉しくなったし、幸せになった。
お母さんが泣いていると、自分まで胸がぎゅーって苦しくなった。
病気のときにお母さんが手を握ってくれたら楽になったし、ケガをしたときにお母さんが優しくなでてくれたら痛みが減った…ような気がした。お母さんってホントにすごい!
大人になって、自分がお母さんになってみて
今では私もお母さんだ。
ダメなところもいっぱいあるけど、私が笑顔だと夫や子どもたちは嬉しそうにしてくれる。
私が怒っていたら、家の空気が一気にどよーんとなる。
それは多分、我が家だけじゃないはず。
それで思ったんだ。
「お母さんはみんな、太陽だ」って。
お母さんが笑顔だと、みんな嬉しくなる。
お母さんが悲しそうだったり怒っていたりすると、みんな悲しくなる。
家族は、良くも悪くもお母さんの機嫌に左右される。
もしかすると、お母さん(妻)が楽しそうに笑っているだけで、夫はもっと笑顔を見たいからと仕事をバリバリ頑張って、昇進・昇給するかもしれない。
お母さんが明るく元気に笑っていれば、子どもは安心してスクスク育つのかもしれない。お母さんにもっと褒めてもらいたくて、勉強やスポーツをがんばったりして。
お母さんともっと話したくて、家には会話や笑いが絶えなくなるかもしれないし、お母さんの側にもっといたくて、お手伝いなんかもしちゃうかも。
じゃあ、お母さんは嬉しいし楽しいし助かるから、もっと笑顔になって、もっともっと明るく輝く…そんな幸せの循環ができるんじゃないかしら…?!
そんな家庭が1つ、2つと増えていけば?
太陽のお母さん(妻)のもと、夫が仕事を楽しくがんばるようになるとして。そんな社員が増えれば、生産性が上がって人間関係もスムーズになって、気付けば会社は急成長しているかもしれない。
子どもが失敗を恐れずに色々チャレンジできる大人に成長すれば、素敵な社会が実現するかもしれない。
思いやりや優しさ、愛情ややる気に溢れた大人や子どもがたくさんいれば、経済だってきっと上向く。
そんな日本になれば、とんでもなく生きやすくて素晴らしい国になっちゃうし、それが世界中に広がれば、世界平和だって夢じゃないかもね。
もちろん、そんなことにはならないかもしれない。でも、一人のお母さんの力って、そんな世界を実現しちゃうくらいすごい可能性を秘めているんじゃないかな。
もっと笑おう、もっと楽しもう
だからね。お母さんには笑って、楽しんでほしいと思う。
「ありがとう」「すごいね」「大好きだよ」って周りの人たちに伝えながら、自分が笑顔で過ごせることに全力になってほしい。
疲れているなら掃除なんてしなくてもいいし、洗濯物だって少しくらい溜めても大丈夫だよ。
行きたいときにトイレに行くとか、コーヒーをゆっくり飲むとか、一人でお風呂に入るとか。何でもいいから、自分が喜ぶことを自分にしてあげてほしい。
お母さんが笑顔でいることが、一番大事。最初はほんの一瞬からでもいいから、ますは自分を幸せにしてあげよう。
もしかすると、それが家族を、日本を、世界を幸せにする最初の一歩につながるかもしれないし!
太陽のようなお母さん…私は素敵だと思うし、そんなお母さんになりたいな。