幸せな「おすそ分け」

実家から、みかんがたくさん届きました。

私はみかんが大好きなので、とってもうれしかったです。

せっかくなので、毎朝子どもを送るときに会うお母さんたちにおすそ分けすることにしました。

選ぶときから楽しい

まず、子どもと一緒におすそ分け用のみかんを選ぶことから始めました。

段ボール箱に入っているみかんを一つひとつ手に取りながら、「どれが美味しいかな?キレイかな?」と選ぶ、その時間がもうすでに楽しい!

そして、今朝。

娘がちょっぴりドキドキしながら「良かったらどうぞ」と、選りすぐりのみかんの入った袋をお母さんたちに渡してくれました。

笑顔で「ありがとう!」と言ってもらえたり、「めっちゃ好きやねん!早速いただくね~」と喜んでもらえたりして、二人で幸せな気持ちになりました。

喜びは、回そう

両親から送られてきたみかんが、我が家を通り、他の方のお家に行った…みかんの動きだけみれば、たったそれだけのこと。

でも、その間には、色々な気持ちがあります。

両親の優しさと私たちへの愛情。

みかんが届いたときのうれしさ。
おすそ分けするみかんを選ぶときの楽しさ。
喜んでもらえたら嬉しいなという想い。
袋に入れるときのワクワク感。

そして、もらってくれた方たちが伝えてくれた「ありがとう」の気持ち。

中には、我が家で全部食べてしまっていたら、生まれなかった気持ちもあります。

驚いたのは、「もらってくれて、ありがとう」の気持ちが私の中から出てきたこと!あと、「渡したい、もらってほしい(喜んでもらいたい)」と思える人たちに囲まれている今の状況に対しても、ありがたいと感じました。

「独り占めしよう」とか「自分だけが良ければいい」という気持ちが無いわけじゃないけれど、みんなに喜んでもらえたことが、私を幸せにしてくれました。

そして、両親に「みかんをみんなに渡したら、喜んでくれたよ!ありがとう」と伝えたら、電話の向こうで両親も喜んでくれて…たくさんの幸せや喜びが回りまわっている様子に、心がじんわりと暖かくなりました。

誰かの笑顔や「ありがとう」が幸せにしてくれる

ついつい自分のことだけに精一杯になったり、「減らないように」「損しないように」と思ってしまったりすることもありますが、それって多分【逆】なんですよね。

誰かに何かをしたからといって、何も減らない。何も損しない。
むしろ、もらった笑顔や「ありがとう」の言葉で、幸せにしてもらえる。

色んなことがアベコベになっている世の中ですが、大事なことを見失わないように、大切なものを大切にしながら生きていきたいと、また改めて思いました。

朝からとっても幸せな気持ちにさせてくれたすべてのもの・こと・人に感謝しながら、今日の午後も、週末も過ごしていきたいと思います。

皆さまもハッピーな週末を!